機械設備的観点 |
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設備費(イニシャルコスト) |
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採用しようとする床暖房システムの設備費を工法別にいくつかのパターンに分け比較、検討をします。 |
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運転費(ランニングコスト) |
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採用しようとする床暖房システムの運転費を熱源別にいくつかのパターンに分け比較、検討をします。ただし同一条件下での比較を行う事が大切です。 |
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維持費 |
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この維持費とは、メンテナンスに要する費用などです。 |
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耐久性・保証内容 |
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耐久性と保証内容は、使用する部材やメーカー、及び施工方法によって大きな違いがあります。特に電気式においては、漏電、温度過昇防止装置などの故障により、大きな事故につながることもありますから、各メーカーの仕様書や保証内容はもとより、放熱パネルのデータ(第三者機関によるものが望ましい)を確認することが望まれます。また施工においては、PL保険加入と有資格者がいる業者を必ずお選び下さい。無資格業者が施工した場合は、保険適用外となることが多く、のちのちにトラブルのもとになります。 |
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信頼性 |
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一流メーカーのものがすべて万全とは言えませんが、信頼に値するデータをたくさん用意しているのも一流メーカーです。できれば、データに裏付けされた技術と施工体系が整っているメーカーのものを採用することが懸命だと考えます。
高い信頼性とは責を問うだけの資力と技術力を持ったメーカーを指します。 |
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機能的観点 |
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温度の立ち上がりの速さ |
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立ち上がりの速さは、放熱パネルの放熱温度、室温、仕上げ材等に関係があります。床暖房システムを選ぶ場合、想定の立ち上がり時間を、あらかじめ知っておくことが大切です。床暖房の本来の効果を最大限発揮させるには、できるだけ低温で長時間連続稼動させることが望ましいのですが、必ずしも用途、目的によってこの限りではないことがあります。床暖房はファンストーブの様に早く温度が上昇するものではないという前提に立ち、考えなければなりません。 |
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温度の均一性 |
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床暖房のシステムの特徴は、放射暖房による室内温度の均一性を実現することです。対流式を基本とした24時間空調システムとは、異なる暖房感を実現できます。また、床暖房以外に放射熱を出すものとして、暖炉、コンベクター、蓄熱暖房機などがありますが、これらでは部屋の均一的な温度感は得られにくいことをご承知下さい。 |
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発熱体の均一性 |
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今では、温水式、電気式を問わず、発熱体の均一性は、昔に比べれば非常によく改善されています。均一になるように設計、施工することが当たり前です。しかし中には、ジョイント部分など、物理的に発熱させる事が出来ない部位が必ずあります。その部位を設計時には、あらかじめ明確にしておくことが必要です。 |
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安全性(異常高温にならないか) |
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機械的安全装置 |
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温水式の燃焼をつかさどるホームボイラーは、灯油・ガス・電気を問わず、ありとあらゆる安全装置が法規で義務付けられています。電気式は、法規で義務付けられた事は当然として、自主的に第三者機関によるそれ以上の安全性をクリアしたものをお奨めします。S-JET及びS-JEF認定を得た商品です。 |
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故障の場合の対応性 |
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ボイラーの交換やコントローラーの交換などは、比較的容易に故障の対応が出来ますが、床下の放熱部ともなれば、そう簡単にはいきませんので、より信頼性の高い部材と施工方法を選ぶべきです。また、信頼のおける施工業者には、のちのちのメンテナンス時に備え、施工図・施工写真を必ず保管しているものです。 |
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無公害性 |
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床暖房事業が出始めた頃には、仕上げ材・接着剤または放熱パネル自体に、ホルムアルデヒドを含む物質のものが多投されていた事は事実としてありました。最近では、シックハウスが叫ばれるようになり、無公害性の材質が使用されるようになり、この点に関しては安心していただける商品がほとんどとなりました。 |
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環境性 |
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リサイクル性 |
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最近、放熱パネルについてもパネルを再利用できるかとの問い合わせが多く寄せられます。これは、パネルを構成する部材により大きく違います。ちなみに、電気式パネルではまだ無いのですが、温水パネルには100%リサイクル可能な製品があります。 |
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省エネ性 |
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床暖房の最大の特徴は、人・物を赤外線により直接暖めることにを目的としているために、室温が比較的低い状態であっても、十分な暖房感が得られます。エアコンなどの対流式のものは、何時間使用しても足元は常に冷たく、天井付近のみむやみに暖めてしまうのに比べると、床暖房は極めてバランスのとれた省エネルギー効果となります。 |
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これらの条件の中からフローチャートをつくり優先順位を取捨選択していくことが自分にあったシステムを導き出すのに最も必要なことです。 |