床暖WEB
 
施行方式による分類
電気床暖房 温水床暖房 温風床暖房
熱源方式による分類
構成部材の分類について
   
 
この方式は放熱部・断熱材をパネル化して組み込んだ方式です。組み込みには温水パイプ式と電気ヒーター式の2種類があります。

この方式は、温水式・電気式を問わず、近年最も多い施工方式です。利点としては比較的施工がし易く、部材もメーカーにより差はあるものの、全般的に安価で採用できます。欠点としては、温水式の場合は、構造的に温水パイプを8mm以内で収めなくてはなりません。よって、小流量高温式となり仕上げ材に制約が生じる場合があります。また大口径を用いる根太間方式に比べ、管内の目詰まりの問題や長年の使用によるパイプの経年劣化等も考えられます。多くのパネル式を採用しているメーカーの保証期間が2~3年保証となっているのはこれらの要因だと考えられます。ただし、だからといって5年や10年で使用不可能となることはないと思われますし、現時点でもその様な報告は耳にしたことはありません。

電気式の場合は、法律上センサーや安全装置などある一定の制御部材と断熱材をパネル内に内蔵し、かつ薄型に仕上がっているので特筆すべき欠点は無いと考えられます。熱上方伝導効率を上げるため断熱材をセットするのが普通です。